【”仕事に対する向き合い方”と”人材育成・人材活用は難しい”という話】

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”仕事に対する向き合い方”について、ふと、考えました。

ある後輩と会話している時です。
後輩と言っても新卒で、”社会人1年生”です。

彼は望んだ仕事に着けていて、特に不満もなく毎日の仕事をこなしているのですが、彼の立場は”契約社員”というポジションで、いずれは正社員を目指すという状況です。

こういう状態なので、報酬面では一般平均よりやや低い。

まあ、”修行中”と割り切ってしまえばそうかも知れませんが、では来年正社員になる保証があるかというとそうではありません。

そうなってくると、お節介がちょっと顔を出し、「自分のスキルを上げるような勉強をしておいた方がいいよ」なんてアドバイスをしてしまいます。

彼を比較的まじめで、細かいこともしっかりできるタイプです。
コツコツと積み上げる作業も、地道に仕上げることができます。

なので、このご時世を考えると「プログラミングの勉強をしてみたらどうかな?プログラミングとかは興味ないの?」と聞いてみました。

結果は、

『いや~、よくわからないですね(苦笑)』

どうやら、全く”興味が無い”ようでした。

「向いているような気がするけどな・・・。」
そう思ったりもしましたが、本人にその気がないのでは仕方ありません。

ただ、ここで”人材育成・人材活用”の課題が改めて見えました。

人が仕事をやる上で”向き・不向き”、”興味ある・興味ない”があります。

この4つを組み合わせると、

A:向いている・興味ある
B:向いている・興味ない
C:向いてない・興味ある
D:向いてない・興味ない

の4パターンになります。

自分が仕事を頼む・指示する側(概ね上司)とすると、以下のように考えられます。

まず、”D:向いてない・興味ない”ですが、これは即止めた方がいいですね。
本人にとってストレスでしかないですし、仕事を頼む方もリスクでしかありません(苦笑)。

”A:向いている・興味ある”の場合は、本人のやる気も満々。
例えやったことの無い仕事でも、周りのサポートもしっかり取り付けながら、良い成果を出してくれると期待できます。

”C:向いてない・興味ある”は、上司としての力量が問われる気がします。
このケースは、どちらかと言うと、仕事を任せる側の覚悟が必要なところかと思います。
何故なら、本人は向いてない(苦手)とするところに、興味を持ち、挑戦しようとしているとも考えられるからです。
”やってみたい”という意欲は高いと思いますので、本人の挑戦を応援する意味でも、この仕事を任せて見守ることが良いのでは無いでしょうか?

さて、”B:向いている・興味ない”は、一番難しいですね。
まず、”向いている”というのは、客観的視点の場合が多く、本人はそれほど気づいていない場合が多いからです。
本人の前面に出ている感情は”興味がない”ですから、モチベーションは高くありません。
向いていると思われますので、本人の創意工夫ややる気を発揮しなくても”それなりの結果”は出せてしまうかも知れません。

ここでのポイントは、”本人の成長につながらない”ということと”それなりの結果”ということです。

本人に成長につながらないというのは、向いているが故に、特に思いを込めたり試行錯誤すること無く、こなせてしまう可能性が高いということです。

仕事では「どうすれば良いか?」「こうした方がいいかな?」といった試行錯誤をしながら、自分なりの気付きや反省を繰り返して、成長していく面があります。

感覚的にゴールにまっすぐたどり着くことは、素晴らしいことなのですが、試行錯誤の過程を踏めないことはある意味本人にとってマイナスとなることがあると思います。

また、”それなりの結果”というのも、ある意味本人にとってマイナスとなることがあると思います。

素晴らしいと称賛される訳では無いですが、ダメ出しされるほど悪くない。
こなせてはいるんです。

ただ、”こんなもんだろ?”感って、伝わるんですよね~?
これって結局、インパクトの薄さにつながって、本人の評価がされづらい状況になったりします。

とても、もったいないですよね。

なので、”B:向いている・興味ない”という人には”向いていることを武器にできる”と気づかせることが大切なんじゃないかな?と思います。

そして、その武器を磨くことに興味を持つように仕向けられれば、本人の成長にもつながりますし、もちろん成果のレベルも上がります。

組織としても、WIN-WINですよね?

ただ、これを言うのは簡単ですが、実行するのは大変ですよね?
完全に上司目線ですが(苦笑)。

その際のポイントは、”適材適所”と”対話”ですかね?

「向いてる能力を活かせないのはもったいないよね」という話にまとまるかと思ったら、”人材育成・人材活用論”っぽくなってしまいました(苦笑)。

上司の皆さん、頑張りましょう!

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