【『勉強すると信頼を得られる』という話】
会社で業務時間終了後に資格試験の勉強を始めた仲間を見つけました。
特に業務に必須な訳では無いが、会社の勧めと自らのスキルアップのために取り組んでいるとのこと。
日本の社会人の一日の平均勉強時間は6分で、これは他の先進国に比べて極めて低い数字で、「勉強しない国No.1」だそうです。
ということは、勉強するだけで他者との差別化が図れるということですね。
他者との競争ということに限らず、人生を有意義に過ごすために、勉強はとても大切だと思います。
とは言え、机に座り、参考書や問題集を開いて、ひたすら読み書きする学生時代のような知識詰込みの勉強は、社会人にはあまり必要ないかな?とは思います。
何かの資格試験を受験するための試験勉強は話しが別ですが、自分の仕事や人生を豊かにするためなら、いわゆる学生時代の試験勉強スタイルの学習じゃなくても良いと思います。
そうなると、勉強することは千差万別で、人それぞれ、自分の興味や関心に従って勉強するのが良いと思います。
特に、何か実際に手を動かしながら学ぶのはお勧めですね。
僕自身、以前、見よう見まねでKindle本を制作しました。
思考錯誤しながら原稿を書き上げ、いろいろ調べながらなんとか出版できました。
とてもドキドキワクワクした良い挑戦だったと思います。
ゼネコン現場監督出身の現役建築プロジェクトマネジャーが語る『ツラい現場を経験した今も建設業界で生きている人間の実例』 Kindle版
諏訪寛 (著) 形式: Kindle版
また、最近はワードプレスによるサイト制作をやっています。
これは、自身が関係する複数の会社がたまたまサイトの改修や新設を必要とするタイミングが重なって、同時にいくつもプロデュースすることになり、外注先だけでは間に合わなくて、自分でもできる限りのことをやらなければならなくなったことがきっかけでした。
多少プログラミングにも興味はあったので、本を読んだりググったりして勉強しながら、何とか楽しくサイトを作ることができています。
こうなると、今後の改修や機能追加などがイメージできたり、自分でやれたりする自信が持てるんですね。
できなかったことができるようになったり、知らなかったことを知ったりすることで、確実に自分の幅が拡がったと自分で自覚するようになる。
もし、これが錯覚だったとしても、自信を持ったり”楽しい”と感じることが大切だと思うんですね。
これが、ある意味成功体験として次の行動のモチベーションになったりするので。
なので、勉強とは『自分が興味を持ったことを主体的に取り組んでみる』ということだと思います。
本を読むのももちろん勉強なのですが、”何か行動するために本を読む”、”本を読んで得た気付きを何かの行動に結び付けてみる”ということが理想だと思います。
さて、『勉強すると信頼を得られる』というお話しですが、これはその仲間の勉強している姿と普段の行動がリンクしてより”信頼が深まった”という話しです。
その仲間とは女性なんですが、彼女はいつもレスポンスが早く、かつ、仕事が的確。
同じ役回りのスタッフは他にも数人いるのですが、僕は可能な限り彼女に仕事をお願いしています。
とても頼りになる存在です。
他の人がダメということは決して無いんですが、彼女は安心感と安定感があるんですね。
『何故そのように感じるのだろうか?』と実は少し不思議に思っていたんですよね。
それが、今回のことで納得できた気がしました。
彼女は勉強していたんですね。
勉強しようという前向きな姿勢を持っていたということです。
その姿勢というか気持ちというか、その前向きな『自分が頼まれている仕事の意図はなんだろう?』という頼み手の真意を汲み取り、ベストな対応をできるように行動していたのでした。
彼女に仕事をお願いする時の安心感や安定感、気持ちよさはそこから来ていたんだと思いました。
実際に、彼女がそのように考えて日々仕事をしているかは、聞いていないのでわかりません。
ただ、僕が安心感、安定感を感じているのは間違いないです。
それに増して、勉強する姿勢を見たことで、『あ、この人の安心感はこのような前向きな姿勢を感じてたからなんだな』と更に”信頼感”が増しました。
自分の幅を拡げることは、なんでも勉強だと思います。
『自分の幅を拡げられてるな~』と自分で思えることをやれる・やれていることが大切だと思います。
そしてそれは、自然と自分からにじみ出して、相手にポジティブに伝わるものだと思います。
『勉強すると信頼を得られる』という、安心できる仲間が更に信頼できる存在になったという実体験から考えさせられたお話しでした。
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諏訪寛 (著) 形式: Kindle版