【『機動戦士ガンダム』を観て、宇宙時代を感じた話】(その1)

dawnydawnyによるPixabayからの画像

これから、ガンダムについて少し語りますが、最初に言わせてください。

僕は、ガンダムは好きですが、”ファン・マニア”の方ほど詳しく深い知識はありません。
なので、語ることは自分の感じたこと、経験したことになりますので、その点は温かい目でよろしくお願い致します。


✔『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』に惹き込まれました!

ファンの方からすれば、「え、今さら?」と思われるかも知れませんが(苦笑)。
⇓『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』公式サイト
http://www.gundam-the-origin.net/

アラフィフの僕は、いわゆる”ファーストガンダム”と言われるTVシリーズの1作目から観ていました。

ただ、当時はガンダムの本質的な世界観はまるで理解できていませんでした。

なにしろ、それまでは”マジンガーZ”、”グレートマジンガー”、”コンバトラーV”、”ライディーン”などなど、いわゆる『正義VS悪(地球制服を狙う宇宙人)』といったヒーローものが主流だったので、ガンダムの深いストーリーや世界観は全然理解できていませんでした。
(上記に挙げた作品も、それぞれ深い世界観があるのかも知れませんが、いわゆる“正義の味方”がわかりやすく表現されていたとは思います。その点が大きく違うかな?と個人的には解釈しています。悪しからず、ご了承ください。)

なので、ガンダムも「何か違うな?」と若干の違和感を感じながらも、“地球連邦は正義、ジオンは悪者”と単純に考え、『正義のロボット(つまり、主役)がガンダム』という点で惹かれていたのだと思います。

まああとは何といっても、ガンダムブームの影響ですかね?
僕の場合はひとつ年下のいとこの存在が大きいです。

彼がとてもガンダム好きでした。
また彼は、手先が起用で芸術的な感性も高かったので、プラモデルも塗装も含めて緻密に作り込んでいました。
その彼の影響とブームに影響されて、僕も地元のおもちゃ屋さんや隣の町の模型店に早朝から並んで”ガンプラ”を買いました。

僕は作り込むというよりも、いろいろな種類を買い求めるコレクター的な買い方をしていましたね。(もちろん、作りましたよ。)

と言っても、当時のお小遣いには限界がありますし、自分にできる範囲で楽しんでいました。

劇場版三部作(機動戦士ガンダム(劇場版)・機動戦士ガンダムII 哀・戦士編・機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編)も映画館で見ました。

この三部作は主題歌も大好きで、今でも時折聴いています。

そんな感じで、ファーストガンダムのことは好きでしたが、実は、後に始まった『機動戦士Ζガンダム』で、早くもガンダムの世界から脱落してしまいます(苦笑)。

もうストーリーがまるでわからなくなってしまったんですね。

理由は、登場するガンダムそのものにもありました。

”Ζガンダム”はもちろん主役だからわかります。
ただ「マークⅡってなに?」って感じになってしまったんですね(苦笑)。

思えば、ファーストガンダムも”ガンダム”は1体しか出てこなかった。
僕の中では『主役はひとり』って勝手に思っていたんですね。
ジムは量産されていますし、ガンキャノンも2体出てきましたが、ガンダムは1体だった。

マジンガーZも1体だし、仲間のグレートマジンガーも1体。
(だから、これと似た関係で、Zガンダムはギリ受け入れられました。作品のタイトルにもなってるし(苦笑))

だけど、「マークⅡって・・・?」となってしまった訳です(苦笑)。

登場人物も“?”がつきました。
「シャアが、クワトロ・バジーナ?」
「なんでシャアがブライトと一緒に?」

これは、しっかり観ていれば理解できたのでしょうが、当時は訳がわかりませんでした。

しっかり観なかったのは、僕自身、ちょうど中学から高校へのタイミングでもあり、それどころでは無くなってしまったのもあったと思います。
今ほど動画が手軽に観れる時代でも無く、しっかり追いかけることもまあまあの手間だったんですね。

その後『機動戦士ガンダムΖΖ』が始まったのも知ってはいましたが、Zガンダムでそんな感じだったので、こちらはほぼ観ることはありませんでした。

ただ、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』は映画館に観に行きました。
映画という特別感と馴染みのある”アムロとシャアの対決”だったので、これは興味を惹きました(苦笑)。

ただ、正直、これも深い内容は理解できていませんでした。
”νガンダム”や”サザビー”といったモビルスーツの戦闘シーンにワクワクしたことは覚えていますが。


それから、再びガンダムと触れ合ったのは、まさに”今”です。
正しくは、今年ということになるでしょう。
(なんと、約35年ぶりです)

「機動戦士ガンダム40周年プロジェクト」について、いろいろ情報がSNSに流れてくる中で、YouTubeの”ガンダムチャンネル”を知ったんですね。
⇓ガンダムチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UC7wu64jFsV02bbu6UHUd7JA

何気なく観始めて、これにはまりました!

特に、しっかり観たことが無かった『機動戦士Ζガンダム』『機動戦士ガンダムΖΖ』の動画を断片的にですが観ることができました。
追いかけてみると、ファーストガンダムからのつながり、ストーリー、世界観がようやくわかってきました(苦笑)。

こうなると、より深く知りたい気持ちが沸き上がり、関連動画をはじめ、ガンダム年表というものもチェックして、徐々に理解を深めていきました。

やがて、見方や理解の仕方が当時と違っているだろうことに気が付きました。

当時と違ってもういい大人になっているので、いわゆる”世の中の仕組みや道理”というものも多少わかります。

そうなると、描かれていることが、単に主役級の登場人物達がすごいロボット(モビルスーツ)に乗って、超能力的な力(ニュータイプ能力)を発揮して、戦うというお話しだけではないことがわかりました。

物語の中の主役級の人だけではない、他の人達、それぞれの人物がどういう役割・考え・感情で動いているのか?というところにも興味を持って楽しめるようになっていました。

よりガンダムの世界に惹き込まれるようになっていたんですね。
(ある意味、35年かけてガンダムを楽しんでいます(笑))

しかし、わかってきたのですが、未だに理解できないところが数多くあります。

ただ、さすがに今は様々な大量の情報を瞬時に得られる時代なので、しっかりと調べれば、疑問が解決したり理解が深まるのでしょうが、まあそこは自分の問題で。
他のやることとの時間の使い方のバランスになりますし、僕なりにより長くガンダムを楽しむための方法としても、いい距離感と時間を楽しんでいければと思います。

さて、そんな中、ガンダムチャンネルで『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』TVシリーズが配信されているのを観ました。

これは、いわゆるファーストガンダムの”一年戦争”に至る経緯が語られているものになります。
ファーストガンダムで登場した多くの人物のそこに至るまでの背景が描かれていました。

いや~、ものすごく惹き込まれました。
一気見してしまいました。

ストーリー性がものすごく高い。
それぞれのキャラクターの人間性がすごく出ていて、まさに”人間ドラマ”。

それから、描写がものすごく細かい。

戦闘シーンでも、セリフや描写が細かく表現されていて、まるで”連合艦隊”のような戦争映画を観ているように惹き込まれました。
戦争の悲惨さも感じて、苦しくなる場面もありました。

めちゃくちゃリアリティがあると感じました。
(アニメに対してリアリティというのも変かも知れませんが)

正直、ガンダムシリーズで一番、心惹かれた作品と言っても過言ではありません。


間もなく、最新作『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』が劇場公開されるようです。
⇓『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』公式サイト
http://gundam-hathaway.net/

これは、ファーストガンダムから多くの作品に登場しているブライト・ノアの息子、ハサウェイ・ノアが主人公。

ハサウェイ自身は”逆襲のシャア”にも登場しましたが、僕としては”ブライトの息子”という見方が強いです。

僕的には、この一連のガンダムシリーズって、シャア(キャスバル)とブライトのヒストリーと観てるんですね。

多くの作品に主として登場しているので当たり前ですが、彼らの役割・立場・人生観みたいなものが、自分の経験と照らして共感できるというか、感情移入できる部分がたくさんあると感じました。

もちろん、彼らのような境遇も立場も経験が無いですが、自分なりにいろいろな経験を経て大人になった今だからこそ、セリフなどの理解も深まったのでは?と思います。
これは、やはり『当時(中学生・高校生)の自分では理解できないな』と改めて思うところでもあります。

改めて、ガンダムの世界に触れて、ワクワクしています。

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諏訪寛  (著) 形式: Kindle版