【これからは”精神性”が求められそうです。〜風の時代のコミュニティ〜】

Jordy MeowによるPixabayからの画像

2021年1月6日

新型コロナウイルスの東京での新規感染者が1591人と1600に迫る勢い。
全国でも6000人を超えており、まったく歯止めがかかっていない状況です。
明日の1月7日に2度目の緊急事態宣言が発出されます。

前回、食料品やトイレットペーパーなどの日用品が軽くパニック的に買い占められたり、過度な買い溜めのために品薄状態になりましたが、今回はそのようなことは無いようです。
ただ、これがどういうことなのか?、ちょっと胸がモヤっとしますね。

ただ、このような事態で”自分ひとりの力で乗り越える”、あるいは”人と争ってでも勝ち抜く”という考えはなかなか厳しいと思います。

やはり、人と助け合って乗り越えていくのが良いのかな?

大抵の人は、何らかのコミュニティに所属して生活していると思います。

日本に暮らしている人は、最低でも”日本”というコミュニティで生きてますよね?

コミュニティの中で”気持ち良く生きられる人”と”きゅうくつに生きる人”がいます。

この違いは個人の考え・感覚の違いからくるもので、違いの要素については様々ありますが、「信用」「共有」「共感」などが大きなポイントかと思います。

“きゅうくつに生きる人”は、一般的にありとあらゆるものを「自分の中」に抱え込んで生活しています。
食料にしても、住まいにしても、情報にしても、自分の中に抱えて、必要に応じて取り出して使っている感じ。

一方、”気持ち良く生きられる人”は、一般的にありとあらゆるものを上手に「他者の中」に持たせて生活しています。
自分のものやスキルをシェアしたり、逆に人からものを借りたり助けてもらったり。
その状況に合わせて、必要なものを調達したりします。

今回の新型コロナウイルスで「買いだめ」に走ってしまった人は、”きゅうくつに生きている人”なんだろうと思います。

自分の中にありとあらゆるものを抱え込んでしまうのは”不安”によるものだと思うのですが、そこには”他者に対する信頼の無さ”や”自分だけ”の心が見え隠れする気がします。

ただ、新型コロナウイルスのような世界中が同時にピンチを迎えてしまうような事態では、やはり”人と人の結束・関わり”がとても大切になると思います。

無人島生活や山奥での自給自足生活が板についている人以外は、個人で戦うのは圧倒的に分が悪いと思うんですよね。
逆に言えば、助け合うことができれば、かなりのことは乗り越えられるんじゃ無いかと。

“きゅうくつに生きる人”は、ものと共に”お金”も抱え込みますよね?
ただ、ほとんどの人にとってお金は必要で大事で欲しいものなのは間違い無いですね。

現代は貨幣経済社会であるので、”お金”を介在した価値の交換がもっとも馴染んでいるのも事実です。

なので、お金を使った交流・貢献が一番効果的で一番わかりやすいからこそ、お金の使い方が大事になってきます。

では、”気持ち良く生きられる人”は、これから何に「お金」を出すのでしょうか?

まず間違いなく『コミュニケーション』です。
家を持つことよりも、車を持つことよりも、豪華に着飾るよりも、人と繋がることにもっとお金を出し始めるでしょう。

“気持ち良く生きられる人”は、人と繋がっておくことの価値がどんどん上がっていることに気付いているんですね。

多くの人がコミュニケーションにお金を使い始める未来が、もう間もなくやってくると思っています。
そうなれば、その世界観に準じた新しい需要が生まれるわけで、その需要をキャッチすることで新たなチャンスが生まれる訳です。

今後、自助・互助・共助・公助の4段階をベースとした新たなコミュニティが数多く生まれてくるでしょう。

しかし、必ずしも自分がコミュニティに入れるとは限りません。

そのコミュニティに入るには、資格・パスポートを持っているか否かに掛かっています。

その資格・パスポートとは何か?

それは『信用』です。

“コミュニティのメンバーに信用されている”
“コミュニティのメンバーを信用している”

そんな信頼関係が構築されていれば、コミュニティに入ることも、コミュニティでの居場所を確保することも可能です。

その鍵は『理念の共有』だと考えます。

コミュニティの目指す、大事にしている理念をしっかり理解して共有できていることが大切です。

僕達が創る『風の谷ヴィレッジ』も理念の共有を大切にしています。
理念を共有する仲間たちと一緒に理想の集落を目指しています。

信用を得るには、相手に対して礼節をもってコミュニケーションを取ることか必要です。

何よりも、個々人の精神性が問われる時代に入っていると言えます。

異常気象による大規模な自然災害や新型コロナウイルスのように今まで意識できなかった危機によって、いつ自分の生活環境が一変してしまうか分からない時代です。

生き続けていくためには、人との交流は不可欠です。

『信用し、信用される』

そんな関係を創れるように、自らの心を磨く必要がありそうです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です