【風の時代へ～グレートコンジャンクション～】

200年に一度の転換期が”2020年12月22日”を境にやってきたというお話しがあります。

占星術の見かたでは、”2020年12月22日”に天体で20年に一度しかないと言われているビックイベントが起きて、それを機に新たな時代への幕が開けると言われています。
そのきっかけとなるのが、木星と土星の会合。

木星は拡大・開放する力を象徴とする惑星とされていて「幸運の星」。
土星は規律・制限を司る惑星とされていて「責任・義務・試練を課す星」。

この2つの星は対局の性格を持ち合わせており、その惑星同士が約20年に一度のペースで会合を重ねていて、この会合を『グレートコンジャンクション』というそうです。

これは人類が進化するための建設的なサイクルで、世界の歴史を形作る作用があるとされており、相反する力がぶつかり合うことからスタートすると言われています。

天体には12の星座が存在していて、その12星座のいずれかの区分のうちで、約20年に一度のペースでグレートコンジャンクションがおこるということです。
従って、私達が生きている間に大体4回多くて5回ほどしか、このグレートコンジャンクションには出会わないということになります。

12の星座はそれぞれにエレメント（要素）があり、4つの種類『火・地・風・水』に分けることができます。

グレートコンジャンクションは、それがおこる位置の星座の持つエレメントが非常に重要で、どの位置でおこるかによってその後の社会が新しく進んでいく方向が決まると言われています。

例えば、火のエレメントの星座でグレートコンジャンクションがおこった場合には、火の特徴である”戦い・改革”などの影響を受けて、社会もこのような特徴の方向に進んでいくということになります。

ちなみに、1600年～1800年ほどの間が火のエレメントだったのですが、実際にこの間には”アメリカ独立戦争・フランス革命・産業革命”などがありました。
（日本で1600年と言えば、『関ヶ原の戦い』ですよね。しっかり日本でも大きな戦いが行われていました。）

このように、グレートコンジャンクションがおこった年と星座の位置、そしてその星座が持つエレメントを調べることで、社会の方向性というものが大体わかってきます。

ここ200年くらいでこのグレートコンジャンクションの履歴をみてみると、

1802年　乙女座　土のエレメント
1821年　牡羊座　火のエレメント
1842年　山羊座　土のエレメント
1861年　乙女座　土のエレメント
1881年　牡牛座　土のエレメント
1901年　山羊座　土のエレメント
1921年　乙女座　土のエレメント
1940年　牡牛座　土のエレメント
1941年　牡牛座　土のエレメント
1961年　山羊座　土のエレメント

という感じで土のエレメントが続いています。

ところが、1981年は天秤座でおこりました。
この天秤座は風のエレメントに当たります。

このように、ここ200年ほどの1800年～2000年くらいの間では、大半が土のエレメントでグレートコンジャンクションがおこっていたということがわかります。

この土のエレメントの特徴としては、”固定されたもの・踏み固められたもの”というもので、例えば、”固定された社会秩序・年功序列・終身雇用”というような決まった仕組み、更に”土地・お金・物質的な安定や豊かさ”などといったものがあげられます。

私達の過去数十年の生活を振り返ってみると、実際に”その職場において年齢が上がると同時に役職も上がっていき、生涯雇用が保証されているようなもの”であり、一度就職すれば概ねほとんどの人が安泰でした。
更に、退職金もたくさんもらう事ができて、そのお金で老後を過ごすといった時代がしばらく続いていました。
このシステムは、安心や安定といった面ではとても守られていますが、逆に生き方や働き方の自由度は低いとも言えます。
しかし、それはともかく、土の時代、つまり、固定の時代が200年以上も続いていた訳です。

そして、話しを星座に戻すと、1981年には天秤座の風のエレメントで会合があり、20年後の2000年では牡牛座の土のエレメントで会合がありました。
土のエレメントでのグレートコンジャンクションは、この2000年を最後としてこれから長い間おこらない事になります。
このことから、長く続いた土の時代も2000年で終わりを迎えたと言えます。

では、これ以降はどうなっていくのかというと、新しい時代が始まることとなります。

その起点となるのが、”2020年12月22日”なのです。

では、未来の会合がどうなっていくのかというと、

2020年　水瓶座　風のエレメント
2040年　天秤座　風のエレメント
2060年　双子座　風のエレメント
2080年　水瓶座　風のエレメント
2100年　天秤座　風のエレメント
2119年　双子座　風のエレメント

となっています。

ここからわかるように、今後、約100年に渡って風のエレメントになるのです。

このように、2020年12月22日は本格的に”風の時代の幕開け”ということができると考えます。

では、風の時代とは、どのような世の中になっていくのか？

実は、土の時代とはかなり異なった特徴であり、今までとは大きな変化がおこると予測されます。

今までは、安定した資産やお金を所有して、積み上げていくことが重要な価値観となっていました。
つまり、物質的なところに価値基準が置かれていたということです。

しかし、風は一か所に留まって増えていくものではなく、自由自在にあらゆるところに、変化しながら流れていく傾向があります。
風の時代は物質的な価値というところから離れて、心・精神性といったものが価値を持ち始めるようです。

土の時代では大きくて立派な家・高級な車・高価な宝飾品などをを持つなど、物質を所有するのが豊かさの象徴でした。
しかし、これからの風の時代ではみんなで共有するという形が今よりもより一般化されて、サブスクリプションやシェアリングエコノミーなどがますます進化・発展していくようになると考えます。
そして、高額な高級ブランドの品などお金を価値基準とした今までの古い横並びの評価軸では無く、自分の好きなものや自分の個性を表現するものを愛用するという嗜好に変化していくと思われます。

仕事面も今までの”年功序列・終身雇用が保証されている同じ場所で一生働く”ということから、”ひとつの場所で働きながらも副業や自ら情報を発信する事で収入を得たりする”ということが当たり前になってきます。
趣味や遊びでお金を稼ぐこともできるようになり、まさに『固定（土）の時代から自由（風）の時代』への変化を感じます。

ただ、ここで注意しなければならないのが、『自由を得られる反面、責任を伴うことも否め無い。』ということです。
つまり、今までは”終身雇用を守るために、年功序列やその場所におけるルール・秩序に従うといった自分の個性は押えて周りに合わた生き方が善し”とされていました。
このため、自ら勉強する姿勢や新しい挑戦をする必要がなかっのです。
これは、ある意味楽なことでした。
しかしこれからは、今いる場所で与えられた仕事をそつなくこなしていれば一生安泰ということは無くなります。
「自分には何が必要か？」「自分には何が足りないか？」
自ら考え、自ら学び、自ら行動する力が求められます。

自ら主体性を持って生きることが、より必要な時代になるのです。

それが風の時代の特徴と言えるようです。

いろいろなところで、「時代が変わる」という言葉を目にしたので、少し調べてまとめてみました。
やはり、時代は大きく変わるようです。

僕らが創ろうとしている【風の谷】。
風の谷という新しい集落の創造は、今までの価値観・固定観念を覆し、みんなが幸せに生きていくための新たな価値観の創造への挑戦とも言えます。

”時代の変わり目”で”新しい挑戦”が必要だと言われると、何か時代に後押しされている気がして、勇気が出ます。

今までの常識を疑い、より深く学び、理念を共有する仲間たちと”大きな挑戦”を続けていきたいと思います。