【理想のプロジェクトマネジャーは、最高の”10番”】

RoboMichalecによるPixabayからの画像

「優秀なゲームメーカーは、敵味方の動きを把握し、味方全員が満遍なく活躍できるように、試合をコントロールできる人間だ」

サッカー漫画の『シュート』に確かこんなようなセリフの場面があったと記憶しています。
(確か・・・日本ユースの試合で、ジョージ光岡が神谷に掛けた言葉だったと記憶しています。間違ってたらスミマセン)

「詳細を忘れたくせに」なんですが、このシーンのこの内容は強く印象に残っているんですよね。

“全員をコントロールする”というところが妙にカッコよく感じたんですね。
ある意味、ゴールをバンバン決めるよりカッコよく感じたんです。

サッカーをプロジェクトに置き換えれば、関係者の動き・感情を把握して、特定の誰かに負荷が集中することなく、メンバーそれぞれが個々の能力を最大限に発揮できるように、マネジメントすることとなります。

そうやって、全体をコントロールすることで、プロジェクトを成功に導く。

もちろん、苦しい状況を迎えた場面では、ひとりで局面を打開してしまう、圧倒的に高いスキルを持ち合わせている。

これができるプロジェクトマネジャーは、まさにプロジェクトにおける”理想の10番”ですよね。

僕が仕事をする上で、重要だと思っているところはもうひとつあって。

それは、”チームビルディング”です。

このチームを構築する上でイメージするのは、”ブラジル代表”です。
この意味は『卓越した個人のスキルが高次元でリンクした時に最高のパフォーマンスが発揮される』というイメージからです。

つまり、個人として圧倒的なスキルを持つ人はその局面で最高の選択をし、行動する。
『ゴールを決めるためには、こうするべきだろ』ということが見え、お互いに共有できる。
誰かに頼るということでは無く、最高の仕事をただやるのみ。

こういうメンバーが揃ったチームは最強だと思います。
僕がチームを作る時にはこういうメンバーを召集します。

そして、僕自身がチームに相応しい人間であるために、そんな最強チームの”10番”になれるように精進しています。

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諏訪寛  (著) 形式: Kindle版