ハザードマップ

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“ハザードマップ”とは、一般的に「自然災害による被害の軽減や防災対策に使用する目的で、被災想定区域や避難場所・避難経路などの防災関係施設の位置などを表示した地図」とされています。防災マップ、被害予測図、被害想定図、アボイド(回避)マップ、リスクマップなどと呼ばれているものもあります。

台風19号による千曲川流域の浸水被害についても、概ね予測通りのエリア・深さであり、バザードマップの有効性が改めて確認されたそうです。

ただし、浸水被害の注意するべきところは、深さだけで無く、河川の決壊・氾濫などで生じる濁流の水圧、つまり、”水の速さ”だそうです。
この水の速さ、水圧が建物に壊滅的なダメージを与えます。
一般的に、バザードマップには水の速さは書かれていないので、自宅の周りの水の流れを地形を参考にしながら、イメージしておくことが必要だと言われています。

ところで、それだけバザードマップの精度が高いということは、ひとたび河川の決壊や氾濫が起こってしまったら、そのエリアは”被災してしまう確率が非常に高い”ということですね。

ならば、それを回遊する方策は?

『そのエリアは、”住まない”、’仕事しない”』
『水圧に耐える構造にする(そうなると木造は厳しいですね)』
『電気関係、機械関係の設備は全て2階以上に設置』
『そもそも、決壊や氾濫が起きないような護岸整備や治水対策』

とか?
他にもいろいろ考えられますね。

もちろん、現実に出来ること・出来ないこと、それぞれあると思います。

ただ、せっかく比較的精度が高いバザードマップがあるので、これをもっと活かすことが出来ないか?
今回の水害で、バザードマップ内の被害があまりにも大きいと感じました。

まだまだ出せる知恵はあるのではないでしょうか?

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